うつのみや高明の本棚 16

「徳の貯蓄 -修養:新渡戸稲造著-」

30数年のユネスコ運動の中で、新渡戸稲造の教えに接することができました。新渡戸は明治44(1911)年に『修養』という本を出しています。その第8章「貯蓄」の項で「徳の貯蓄」が大切であると書かれています。「徳の貯蓄はいかなる人、いかなる位置においても、行わんとする意志があれば、必ずできる」「徳の貯蓄だけはいつからでもできる。僕は常に思う、一番大切なことは何人にもできることである。しかして徳を積むことはすなわちそれである」地球上をポピュリズムが闊歩している今日、百年読み継がれている不朽の名著から、平成後の日本人のあるべき姿を学びたいものです。

(2018)




■「信頼の貯蓄
■「北風は太陽に負けない!
■「全体の中で生きる個
■「感謝にまさる能力なし
■「ゆく河の流れは絶えずして
■「食足りて礼節を知る
■「子曰く
■「満は損を招き…
■「中道を行く!
■「一隅を照らす
■「地球に生かされている!!
■「人生は心ひとつのおきどころ
■「美しい地球を子供たちに
■「1492年、コロンブス新大陸発見の見方・考え方‼
■「成田の地に、空港決定から半世紀‼
■「徳の貯蓄 -修養:新渡戸稲造著-
■「この大地は祖先から譲りうけたのではなく、子孫から借り受けているものである
 (ネイティブアメリカンのおしえ)

■「自反尽己(じはんじんこ)
■「苦難にまさる教師なし
■「十年樹木・百年樹人
■「百萬経典・日下之燈
■「一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数、あとは十以下

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